2019年3月30日土曜日

シリコンバレーのCCA - 2018年の状況

先日、家にPG&EとCCAであるSVCE (Silicon Valley Clean Energy)から、ハガキが届きました。(CCAについての説明はこちら

'Understanding Your Energy Choice'と題されたハガキには、PG&Eの電力料金とSVCEの電力料金の比較(2018年)がされています。

SVCEのdefaultメニューとなる「GreenStart」の料金はPG&Eの電力料金よりも少し安くなっています(月の平均料金が$114.87 vs. $111.84)。


また、電力MIXの内訳の比較もなされています。これによると、SVCEエリア内の住民は実質、55%が再生可能エネルギー、45%が大型水力発電からの電力を供給されており、100%カーボンフリーの電力が供給されていることになります。(物理的にではなく、仮想的にですが)。

Campbell, Cupertino, Gilroy, Los Altos, Los Altos Hills, Los Gatos, Milpitas, Monte Sereno, Morgan Hill, Mountain View, Saratoga, Sunnyvaleの住民は、オプトアウトしていない限り、100% carbon freeの電力を使っていると言えます。

ところで、CalCCA(California Community Choice Association)は、カリフォルニア州内のCCAs(Community Choice Aggregators)による再エネの長期契約(PPAs:Power Purchase Agreements)が2018年に10月に合計2,000 MW(2 GW)を超えたと発表しています*。

2017年にはカリフォルニアにおけるCCAの再エネ長期契約の総量は約1000MW(1GW)だったことから、この1年で約2倍に伸びたことになります。


*source: https://www.elp.com/articles/2018/11/california-ccas-double-renewable-energy-commitment-adding-1-gw-capacity-in-one-year.html