2017年6月21日水曜日

NYのREV(Reforming the Energy Vision)

AIを活用した新しいタイプの電力会社として、スタートアップのDriftが資金調達(シリーズA、約$2M)をし、ニュースになっていました。
使われる技術自体は特段目新しいものではないですが、このようなスタートアップが「電力会社として」ビジネスを行うことは新しいです。

このような新しい電力会社が誕生した背景としては、NYのREV(Reforming the Energy Vision) があります。REVとはニューヨーク州の電力改革のイニシアチブで、消費者がより多くの情報を基にエネルギーを選択できるようにし、新しいエネルギー製品やサービスの開発を促すことで、州全体の環境を守り、同時に経済発展や雇用創出を行おうとするものです。

Driftはシアトルに本拠を置く会社ですが、シリコンバレーの私の知っているスタートアップ企業でも、ニューヨーク州をビジネスの拡大の足掛かりにしようとしているところがあります。

弊社(Eneleap Consulting L.L.C.)では、カリフォルニア州やニューヨーク州をはじめとする州別の政策レポート(定期レポート)の他、Block ChainやTransactive Energy、Community Choice Aggregation等、テーマ別の調査レポートも発行しております。
もしご興味のある方はinfo@eneleap.comまでご一報ください。

2017年6月3日土曜日

東京大学と早稲田大学にて講演しました

5月24日に東京大学生産研スマートエネルギーネットワーク研究会、5月26日に早稲田大学の電力技術懇談会にて講演しました。

いずれも、電力・ガス会社や車会社など、エネルギー関連の方々が多く集まる講演会で、私は「米国におけるエネルギー新ビジネスの最新動向」についてお話させて頂きました。

連邦政府の政策、カリフォルニアなど州レベルの政策の最新動向、さらに私の考えるスタートアップのトレンドや今後の展望、電力会社の取り組みとエコシステムなど、幅広い内容となりましたが、個別事例を交えながらも大局的な動向がお伝えできるよう、心掛けました。


出席者の方からは「大変面白かった」「感銘を受けた」「シリコンバレー、米国での最新のエネルギー産業の動きがビビッドに伝わり素晴らしかった」等、非常に良いfeedbackを頂き、励みになりました。